うずら話 - ヒメウズラの生活

と鳥に関する雑学、たまに旅のエピソードやレトロな話などのんびりと

* * * お す す め * * *

山をいくつも越えていった漢 #ヒメウズラ

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1月から闘病中だったハタ坊ですが今月、6月の13日に天国に旅立ちました。小さい体で半年もの間、これ以上はもう無理かもという状態を何度か乗り越えてよく頑張りました。
享年3歳10ヶ月、7月16日生まれなのであと一ヵ月ちょっとで4歳でした。病気にならなければもう少し長生きできたんじゃないかと思います。


よく頑張ったハタ坊、本当にりっぱだね

半年間、療養ホカホカルームで一番目の届くところにずっと居たハタ坊が居なくなり、しばらく実感がわきませんでした。

亡くなる2日前まで腹部膨満が進行しており、天を仰いで今までにないくらい苦しそうに息をするようになって、もう今日が限界と覚悟しました。
翌朝、パンパンだったお腹がペタンコになり、息も普通にできるようになって、奇跡の回復再びだ!と喜びました。(この一ヵ月ちょっと前にも、膨れたお腹がスッキリへこんで元気になった事がありました)また腹水が溜まらないように、もっと内臓に負担をかけない餌を探したりしました。そうやって後は栄養を取って、全快とはいかずとも細々と元気にやって行けるのでは、と思っていましたが...。

翌日、普通にゴハンを食べていると思っていましたが、お昼ごろいつもと違う場所に座りこんで寝てるなと思ったら、立てない感じになっていました。一月に病院に行くきっかけになったのと同じ状態でした、その時は豆腐をたくさん食べて、時間が経ったら普通に歩き回れるようになりました(低血糖のような感じじゃないかと、推測しています)。今回も食欲はあったので、豆腐にミルワーム、甘いサプリなどハタ坊が食べるものを食べられるだけあげて保温して様子をみていましたがなかなか活力が戻りませんでした。しばらくして病院の薬を飲ませようとだっこして膝に乗せたら、ハタ坊は大きく伸びをして立ち上がりピピ...と何か言ったと思ったら、そのまま眠るように静かになりました。

↓これは奇跡の回復を喜んで撮ったものでしたが、最期の姿になってしまいました。



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天国にいく前の日、また元気になれるかと思いましたが...

息苦しい状態の時は本当に可哀相だったので、またあの状態を繰り返す事なく行けたのだけが救いかもしれません。
今はまめちゃんや半ちゃんの近くに眠っています、ハタ坊のお墓の上にはひまわりの苗を植えました。

ヒメウズラの寿命は3~4年と言われています。(うずら話としては上手に世話をすれば6~7年はいけるんじゃないか?と思っています)ある時「そんなすぐ死んでしまう生き物はちょっと...」(←早く死ぬようなのを飼うのは嫌だ、という意味ですね)と言われた事がありますが、それはうずら話だって隊員たちが10年20年生きるならその方がいいに決まっています。隊員たちが順番に天国に行ってしまうのは悲しく寂しいですが、ちゃんと見送る事ができて良かったなとも思います。どの隊員にも思い出がたくさんあり、小さな体で自分の命と最期まで戦い、生涯を全うする姿には尊敬しかありません。

なんだか妙な話になってしまいましたが、ハタ坊はほんとに個性的な漢でした。我が家で生まれたのに遠くからジーッとこっちを見ているよそよそしい子供でしたが、いつからかナデ要求するようになり、療養中にはすっかり甘えん坊になっていました。
あっという間の4年間でしたが、とにかくオモシロ漢のハタ坊でした、元気だった時の話、良かったら見てください。