原題は "Une belle course"(美しい道のり)
生活苦のタクシー運転手が、とある老婦人を乗せてパリの街をあちこち巡ります。
あらすじは予告編を見ればだいたい予想がつき、結末も予想通りとなるはずです。
🌞 素直にじーんとする
意外な展開みたいなものはありませんが、老婦人の過去の話にはショッキングなシーンがあり男性は特に「、、、、😱💀」となること請け合いです。もしかして監督は女性だったかな?と思いましたが男性でした、クリスチャン・カリヨン監督、有名な『戦場のアリア』も監督しています。
うずら話が特にいいなぁと思った場面は、
- 『怒りは一年命を短くする、笑いは一年命を伸ばす』だったかな?このどこにでもありそうな格言のような台詞を、92歳の老婦人(この役のリーヌ・ルノーさんは現在94歳なのでほぼ同じ歳)が言いますが、彼女が言うと「そうかもしれんなぁ~(うなずき)」と思わせる不思議な力があります。
- 大戦中に亡くなった父の名前が刻まれたプレートを見つめて涙する老婦人、ユダヤ家系だと推測させられるシーンですがそんな演出余計だなと思うくらい、ルノーさんの表情によって老婦人の悲しみがすごく伝わってきます。
- 運転手さんが奥さんと出会って恋人になるまでの話や、娘さんの話を本当に愛おしそうな表情で語る時。
- 良い思い出の場面での人物たちが本当に美しく輝いて見える映像
こんなとこです。
見終わってスッキリ、ほのぼの心温まる良い映画だと思います。
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movies.shochiku.co.jp
※ここからラストについてネタバレあり
100万ユーロは約一億五千万円、そんな大金が急に転がりこんだ家族はその後どうなったでしょうか?要領の悪そうなお父さんが怪しい投資話などでお金をだまし取られていないか、心配になりますね😁
🌞 パリはだいぶ混沌としている
映画の中では戦後古き良き?パリと現在のパリのモダンな街並みが出てきますが、実際の現在のパリはひどく荒れているようですね...。
www.cnn.co.jp
10年前にうずら話が訪れたパリも、いわゆる『花の都』という感じはしませんでしたね~ 私がうろついたエリアが貧乏地域だったせいかもしれませんがw 夜になると街角にはアジア系の派手なお姉さんが立ちはじめ、深夜になるとアフリカ系の子供~青年たちが車道の真ん中を自転車二人乗り(一人は前カゴに乗るのがデフォw)やなんかして遊んでいるし、お世辞にも治安が良いとは言い難い状態でした。
とはいえ歴史的建造物や美術館などは確かに素晴らしいので、一度は見る価値があると思います。個人的にはフランスの田舎を見てみたいなと思います(具体的には思い浮かばないw)。
安いホステルでもクロワッサンとカフェオレはものすごく美味しかったです
ルーブル美術館もいいですが、モダン建築に興味があればポンピドゥー・センター(レンゾ・ピアノ設計)もいいです
ja.wikipedia.org
コロナ騒ぎも落ち着き欧米では(日本以外は?)マスクフリーになっているようなので、夏休みをフランスで過ごすなんてのも良いかもしれませんね。(円安なんてへっちゃらさ!という方限定でw)
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