うずら話 - ヒメウズラの生活

と鳥に関する雑学、たまに旅のエピソードやレトロな話などのんびりと

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雑記 映画『AALTO』

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建築家カップル、アルヴァ&アイノ・アアルト夫妻の関係を軸に夫アルヴァ・アアルト氏の作品と人となり、人生の流れを綴っていく映画です。うずら話はアアルト建築はあまり知りませんでしたが、とにかくデザインではレジェンドな人なので興味津々で見に行ってみました。

映画『AALTO』予告編
www.youtube.com

🏠AALTOはフィンランドの建築家

アルヴァ・アアルト(Hugo Alvar Henrik Aalto, 1898年2月3日[1] - 1976年5月11日)は、フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的な建築家、都市計画家、デザイナー。その活動は建築から家具、ガラス食器などの日用品のデザイン、絵画までと多岐にわたる。』by Wikipedia

このおっちゃんです from Wikipedia
Alvar Aalto1.jpg
日本にはアアルトの建築物はないので、家具等のデザインの方が馴染みがあるんじゃないでしょうか。

こんな感じのシャレオツモダン家具(トレースですw)

曲げ木を使った家具や、曲線でできた花瓶など、どこかで目にしたことがあると思います。

🏠感想

『北欧』『フィンランド』『モダンデザイン』というキーワードからいわゆる「意識高い系」の香り漂うかと思いきや、この映画でのアアルト氏はバイタリティ溢れるいかにも『マッチョ建築家』な感じで、うずら話の予想(偏見)はハズレました。明らかに元ネタこれだろと解る作品を作っといて「そんな元ネタは見たことない」と言ったという、ヤベーなコイツwエピソードまで暴露されてました😅 とはいえアアルト先生が建築の歴史に名を刻む大建築家であることは、残された数々の偉大な仕事からも間違いないわけです。

アイノ夫人 from Wikipedia
Aino-Aalto.jpg
大学卒業後まもなく事務所を構え、26歳からの建築家人生を最愛の妻アイノと二人三脚で邁進してきたアアルト氏ですが、51歳の時に妻に先立たれその3年後に建築家のエリッサと再婚します。アイノの死後、映画の中に出てくるアアルト建築はそれ以前とは違って見えるのですが、アイノの死あるいはエリッサの影響なのか、単にアアルトが年齢を重ねた結果なのかは解りません。うずら話はアアルト後期の建築の方が安定感があって好きです、前期のマイレア邸などは何か不安になるというか、美しくはない(内装は面白いなと思いますが)...気がするんですが、これは私の頭が固いせいか?どうでしょうね?後期のルイ・カレ邸などは美しいなと思いました。
↓このサイトからルイ・カレ邸の訪問予約が出来るらしいので、フランス旅行の際行ってみるのも良いですね。
visit.alvaraalto.fi
グロピウス、ル・コルビュジエフランク・ロイド・ライトなどうずら話が好きな建築家とのエピソードや、アアルトにゆかりのある建築家や関係者によるナレーションが色んな言語で出て来て面白いです。フィンランド語は解らないけれども、しばしば出てくるドイツ語の部分はわかるので楽しかったw あと時代背景的に不可避な第二次大戦下のエピソードも興味深かったです。
偉大な建築家アアルト氏の作品が生まれる過程と激動の人生を知ることが出来て良かったです、おすすめです。

おまけの感想として、最近の映画ではエンドロールに必ず少なくない数のKやCの国の方々の名前が並びますがこの映画には一切無く意外でした。ヨーロッパもそうとう侵蝕...いや、グローバル化wしてますので、この点でも貴重な映画かもしれません🤣
↓公式サイトはこちら
aaltofilm.com

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