ヒメウズラの孵化は5~7月あたりの、暖かくなって一日の気温変化が小さい時期が一番世話し易くて良いと思いますが、きっちり温度管理が出来れば寒い時期でも元気に育ちます。半ちゃんは2月生まれですが体調不良もなく常に適正体重で (これは感心) ヘルシーの鑑です。とくちゃんは寒い時期に生まれ、生後二週間あたりまで元気にすくすく育っていたのですが、ナデナデされたり、放鳥でピョンピョンしたりしてテンションが上がると、突然口を開けてハアハアしてへたり込むようになりました。テンパりすぎるとこうなるタイプなのかなと思ってあまり興奮させないようにしていましたが、どうもおかしい。日が経つにつれハアハア頻度が高くなり、体型も何かおしりの方だけやけに膨張してこれまで見てたヒナとはちょっと違う...そして体から何か雑音がかすかに聞こえるような...。ネットで似たような例がないか探した所、気嚢炎という病気と症状が一致。【参考:肺炎・気嚢炎 by みやぎ小鳥のクリニック 】しかしまだ症状が軽く、食欲は普通にあるのでヒナの成長とともに治るかもしれんと思い少し様子を見る事に、...これがいけませんでした。数日して明らかに体からプチプチという音が聞こえるようになり、一日の殆どをフリース基地に潜って苦しそうに息をして寝ていて、餌と水をとる時だけ這いずって動く感じになり、さらに悪いことに同じ育雛箱を仕切った隣にいる元気なヒナからもかすかに異音が...。様子を見ている場合じゃなかったです、二羽を病院へ連れていってフン検査と診察をしてもらい、薬をもらいました。X線はしなかったので、はっきりと気嚢炎などの病名は言われませんでしたが、ともかく薬が効くことを祈るのみです。闘病中はあまりにも辛そうで画像映像を撮っていません。早く病院へ行かなかったせいで『開口呼吸や頸部伸展』という重症に至ってしまい申し訳ない気持ちしかありませんでした。今まで見たことのない哀れなヒナの姿に、正直もう無理なのかなと思いましたが、食欲旺盛なのが頼みの綱です、フラフラしながらもご飯はちゃんと食べていて、それを見るとあるいは...とかすかな望みを持ちました。薬を飲ませて見守る事一週間、徐々にとくちゃんに活力が出始め、プチプチ音も消え、おなかをずって動いていたのがしゃんと立って歩けるように。まさかの全快です!良かった!!!😭 (嬉泣) 病院の薬がバッチリ効いたのか、正直奇跡のような回復でした...今後はちょっとでも様子が変な時は即病院に連れていきます。この世に発生させたからには天寿を全うできるよう、可能な限りの事はしなければと改めて責任を感じました。結局病気になった原因は不明ですが、もしかして?と思う二つの点は...。
- とくちゃんが自分のう■ち (それも盲腸便といって一日に1~2回出る粘液質の臭い便) が顔についてしまいアワアワしていた事があり、濡れティッシュなどで拭き取ったのですが、なにしろ小さいヒヨコなので完全に綺麗になってなかったであろう事。その汚れから雑菌が湧いて呼吸器に入ってしまった可能性もあります。
- もう一つは育雛器の湿度を上げていなかった事。孵化後一週間程度は育雛器内の湿度を50~60%にあげた方が良いという意見と、孵化したら温度管理のみで湿度は気にしなくて良いという意見があり、どちらもプロ(ウズラなど家禽を扱う業)の方の発信です。どちらが良いのかなあと思いつつなんとなく高湿度にしていたのですが、今回は寒い時期なので結露しカビの原因になる位ならやらない方が良いかと思い、孵化後2~3日以降は加湿しませんでした。
よくよく考えると24時間ヒーターONの器内は室内よりもっと乾燥するわけで...。乾燥状態だと特定の菌やウィルスが繁殖し易くなるそうです。エサと器内の床材を毎日取り替えて清潔に保っておけば湿度が高くても腐るものはないし、乾燥する季節の時は加湿しておくに越したことはないなと思いました。
今回は運良く回復し、成鳥になり卵を産むまでになってくれましたので本当に嬉しいです。実はとくちゃんはハコたんの妹で、トロロさんの子供です、お母さんは波さんです。全員てんでバラバラの羽色ですが、とくちゃんはトロロさんの押しの強さ、ハコたんはひょうきんな性格を受け継いでいるようです、波さんは温和な性格なので二人の可愛げはお母さん譲りかもしれません。* B!ブックマークで有り難いコメントを頂きますが返信方法がわかりません、
* 簡単で恐縮ですがここでお礼を申し上げます、誠にありがとうございます!