うずら話 - ヒメウズラの生活

と鳥に関する雑学、たまに旅のエピソードやレトロな話などのんびりと

* * * お す す め * * *

雑記 映画『ボーはおそれている』

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『見たい映画があって調べていたら、その映画が上映されている映画館の一つが3月いっぱいで老朽化のため取り壊しになる事がわかり、最期だしそこに行こうと決めて、ついでにもう一本何かみたいなと思い見た映画が恐ろしく良かった』という話を前回書きましたが、今回はメインで見たかった映画の方が悪い意味でヤバかったという話です。
↓ついでに見てすごく良かった映画はこれ
uzurabanashi.hatenablog.com

映画『ボーはおそれている』予告編
www.youtube.com

ざっくりあらすじ

不安神経症の男ボーは、ついさっきまで電話で会話していた離れて暮らす母が突然に怪死したとの知らせを受け、葬儀のため母の家に向かおうとするが、予測不能な出来事が次々と降りかかってくる。

感想 含ネタバレ

色んな映画紹介で『ホラー・コメディ』のように書かれてますが、ホラー面もコメディ面も微妙...じゃあ何だと言われたら中途半端な何かとしか言えない...😅あ、ロードムービーwとか良いかもしれません🤣
個人的な印象としては『監督が見た悪い夢(寝てる時に見るやつ)をいくつかつなぎ合わせて後から暗喩や蘊蓄をふりかけて成型した?』です。主人公のボーの苗字はWasserman(ヴァッサーマン、ドイツ語でWasser=水、Man=人、男)ですぐにユダヤ人と解ります(~manという苗字は大体そっち系です)。この時点で『あ~ハイハイ』となり、監督に関する前知識が無くてもユダヤ系の人だと予想でき、案の定そうでした。
うずら話はキリスト教ユダヤ教に全く興味がありませんので、劇中にそういった宗教にちなんだ暗喩や隠喩が散りばめられていても『意味わからんな、てことは何か臭うな』程度の理解しかできません。さらに心理学や精神分析の要素、特に『フロイト』『アドラー』が現れると眠気が襲ってくる体質wなのですが、これらの『お、おう💧』ポイントが満載なうえ上映時間3時間😱という睡魔大戦不可避!な拷も...いや、無の境地を求められる大作でした...。(だってズルくないすか?宗教とか心理学とか、チートとしか思えない。でもチート抜きでもこの映画はw😅)
さんざんボロクソ書いてますがw良いところを挙げますと...開始からボーが車にひかれるまでのドサクサはまあまあ面白かったです。ていうか親の不動産とはいえ不安症であそこに住み続けてるのは不自然でしたね...そんな事言ったら何も始まらなくなってしまうかw😅
『人を不安にさせる天才アリ・アスター』との噂なので見てみましたが、不安にもトラウマにもなりません、何ならうずら話が見る悪夢の方がよっぽど恐ろしいですw というわけで私にとってはイマイチな映画でした。チート無しだとこの映画のどのへんが只者ではないのか、解った方がいたらぜひ教えて頂けると嬉しいです。


地獄アパートは笑えます
↓公式サイトはこちら
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🌞 ショートフィルムの『Beau』

この監督のフィルモグラフィーを見ると2011年に『Beau(ボー)』という短編作品があり、『ボーはおそれている』の元はこれのようです。

短編映画『Beau』
www.youtube.com
上映時間7分なので↑の動画は半分しかないですが、このボーの方はかなり面白い感じがしますね。3時間に膨らます必要なかったんじゃないでしょうか。
↓このサイトで『Beau』(2011)から『ボーはおそれている』(2023)までのいきさつが事細かに説明されてました。
www.vulture.com

https://pyxis.nymag.com/v1/imgs/218/fe0/658785334e9504d5d375861ecf3536a508-beaus.rhorizontal.w700.jpg
←ボー(2023)とボー(2011)→
どっちが面白いかな?

というわけでおススメは出来ませんが、見てどんな感想を持たれたかをぜひ聞いてみたい作品ではありました。

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