大昔の話。
冬休み前の寒い時期、学校でよそのクラスの子が拾った捨て犬の貰い手を探していました。
🐶 捨て犬
その子の家は川沿いにあり、夜川の方から何かの鳴き声がするので見に行ってみたら、小さな子犬が三匹川岸にいるのを見つけました。まだ目も開いてなく生まれたばかりの子犬なので誰かが捨てていったんでしょう、三匹のうち一匹はもう息がなかったけど、他の二匹は生きていたので急いで家に連れて帰り温めました。片方の茶色の子犬はすごく弱っていたので一所懸命さすって家族みんなで介抱し、なんとか一命を取り留めました。もう一匹の白地にぶちの子犬は元気に鳴いてミルクも飲み、この声のおかげで見つけてもらえました。
これよりももっと生まれたて感のある子犬でした
弱っていた茶色の子犬も元気にミルクを飲めるまで回復しましたが、その子の家ではどう頑張っても一匹しか飼えないので、どちらかは人に貰ってもらうか、貰い手がなければ保健所に行くしかないという話になりました。茶色の子は家族総出で介抱したので愛着が湧いて手放せません、必然的にぶちの方の貰い手を探す事になりました。
せっかく助かったのに保健所はイヤだよ...
🐶 バスケットの中の子犬
その頃の我が家は三ケ月ほど前にケン (二世)が亡くなり、何かぽっかりと寂しい感じになっていました。ケンは毎朝父のジョギングに付き合い、明るく強く優しい犬だったので父もだいぶがっかりした感じで、もううちで犬を飼う事は無いかもな、と思っていました。(ケンの思い出話もいずれ別途したいと思います。)
uzurabanashi.hatenablog.com
そんな時期にどうかなとは思いましたが『貰い手がなければ子犬は保健所行き』&うちにはたまたま『空きがある』わけなので、とりあえずその子の家に子犬を見に行く事にしました。ちょこちょこ歩くくらいの子犬かと思いきや、まだ目も開いてない転がってるだけの乳児で、良く助かったなと驚きました。白地にぶちの具合もあいまって子犬だか子豚だかわからないプヨプヨっぷり、こんな小さな子犬を誰も見たことがないので性別もわかりません。どんな犬に成長するかわかりませんが、さほど大きくならなそうなサイズ感でひと安心(既にもらう気まんまんですw)。
これはラブの子犬、足が大きくしっかりしてますね
奇遇なことに我が家とその子の家は徒歩3分程度のご近所で、子犬+子犬が入っているバスケット+哺乳瓶+(蓋代わりの)クッション、の一式を貰って帰ってしれっとテレビの横に置いておきました。家族の誰も子犬が入ってる事に気づいていませんでしたが、暫くたってお腹がすいた子犬がクンクン鳴きだしました。「何これ?」と兄弟がクッションのふたをめくって「あれっ?」と言いました。
見つかった!昔のぼろカメラなのでボケボケ
兄弟「名前は?」
うずら話「小次郎」
この瞬間から子犬は我が家の一員になりました。
子犬の体型とぶち模様&画質の悪さもあいまって、何やら陸上のナマコのような見た目ですがれっきとした犬ですw そして良いタイミングで冬休みに入りました、乳児なので鳴いたらミルクをやらないといけません、夜中も鳴いたらすぐわかるように枕元に子犬のバスケットを置いて寝ました。冬休みが終わり学校に行ってる間は祖母に協力してもらい、子犬は順調に成長して行きました。
10日ほどで目が完全に開き、三週間ほどでよちよち歩けるようになりました
2へつづく
uzurabanashi.hatenablog.com
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