うずら話 - ヒメウズラの生活

と鳥に関する雑学、たまに旅のエピソードやレトロな話などのんびりと

丑三つ時にこんにちは 任務完了🐣

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3羽生まれてひと段落したのも束の間でした…自業自得ですが。(ちょっと話長くなってます)
前回の話↓
uzurabanashi.hatenablog.com

Sir Limeyの中には、
①自力で出てこれたら4羽目(最後まで出てこれなければ死籠り…)の卵
②前日からかすかにヒビが見えるがウンともスンとも言わないおそらく死籠りの卵
③第一分隊の片割れ、何も変化なし

の3つの卵が残っており、あとは①の行く末を見守るだけだと思っていたのですが…。

🐤 真夜中の脱出作戦

本当は①卵は前日夜、一番最初に薄いひび割れが入ったトップ走者だったのですが、朝までに少しだけ穴が開き、夕方までに1cmほど殻割が進行しただけでそれ以上進む気配なし…。時々ピ―ピーと鳴く声がします、穴が空いてから24時間以上経ってるけども声は元気そうだし自力で出れる?

嘴打ちの卵
ちっとも割れひろがらない…

この孵化計画を実行する前から『殻割の手伝いは絶対しない』と決めていました。過去に一度殻割りを手伝い育雛箱に入れて元気そうなので安心していたら、殻を取るのが早すぎたのか、濡れていたお腹が乾く際に育雛箱の床にくっついてしまい血が出て亡くなってしまった…という苦い失敗があり、その時に『今後は卵の中でどれだけヒヨコが鳴いていようとも二度と手伝うべからず、元々生き残れない運命、自然の法則!』をマイルールと決めました、が……

ヒメウズラホワイトのヒヨコ
元気な壱号です、一番に生まれて、一番しゃんとしています

夕方、昼まで結構聞こえていたピ―ピーもあまり聞こえなくなっていたので(他ヒヨコの誕生騒ぎにかき消されたのかも)、だいぶ経っているから力尽きてしまったかな…と思っていたら、再び元気にピ―ピーと呼び始めました…『ごめんな、何もしてやれなくて』と思いつつもつい【嘴打ち 進まない 手伝う】等のキーワードでググりよその体験談を見たりしてしまう…。

ヒメウズラホワイトのヒヨコ
ペットボトルのフタから上手に水を飲む弐号、賢いです
元気に生まれた割に、寝ている時間が多い

殻に穴が開いてから一日以上経っていて、嘴打ちの最後の方の軌道が縦になっている。おそらく卵の殻と雛の間にある『卵殻膜』が乾いてしまい、雛の体に張り付いて横回転が出来ず殻を割り進められないのだろう。だいぶ遅れているので卵黄はすっかりお腹に入っているだろう。
①の雛はピ―ピーと鳴いて『出たいよ~出して~助けて~』と言っている、聞いてるのが辛い…(T.T) 嘴打ちが始まると、雛とコミュニケーションをとりながら親鳥が外から殻をつついて割りヘルプするらしいので、ちょっとだけ割り進めてやればあとは自力で出てくるかも?前の失敗みたいに殻から全身を取り出さなければ良いのでは…。

ヒメウズラゴールデンパールのヒヨコ
一番成長早い参号、良く食べ良く動きます
生後一日にしてナデナデ好きw

🐤 作戦A…失敗

…という訳で23:00ごろ我慢の限界に達し、嘴打ち軌道より上の殻を外してみる事に。Sir Limeyから卵を取り出して、ひび割れの続きを少しづつ人力で割り始めましたが…。所々、殻を外した時に雛が『ピィ!』と痛そうに鳴くので、殻しか触ってないのにどうした?と思っていたらジワリと血が滲んで来る箇所が!もう焦って中断し卵を一旦Sir Limeyに戻す。殻だけ外したつもりが殻に近いほうの外卵殻膜(卵殻膜は二層になっています)が外れる時に内卵殻膜を引っ張ったのか、雛の体表に癒着した内卵殻膜がべりっとはがれ雛の皮膚から血が出てしまったと思われる…。
卵の構造は↓このシリーズで少し書いています
uzurabanashi.hatenablog.com
ヤバイヤバイヤバイ、あーもーやんなきゃ良かったやんなきゃ良かったよー!と無茶苦茶後悔する。雛は血が出たものの息をしており、時折ピ―ピー鳴いている。もうこれ以上触る勇気が出ない…穴は広げたから、あとは自力で何とかしておくれ…。

という願いも虚しく、出てくる気配なしの①…ネット上の『手助けする派』の情報では【殻に穴が開いてなければ2~3日様子見でも良いが、穴が開いていて何時間も経つようだと、早く取り出してやらないと膜が乾燥し癒着して身動きが取れず死んでしまいます】と、今まさにこれ一直線やないか…状態。

🐤 作戦B…強行突破

Sir Limeyの温風で乾いてしまう①の卵殻膜、再び取り出しお湯に浸した綿棒で卵殻膜を湿らせてまた戻した。…正直これを繰り返した所で自力では出られない予感、きっと殻に入ってる部分で体表面の癒着があるだろう😓。
さらなる『手助けする派』の情報では【殻だけ外して膜を残すのは、膜が絶対に乾燥しない環境なら良いが、乾燥すると雛に張り付いて動けなくなり死ぬので、殻を外すなら膜も外せ】とあり、『…もうここまで来たら、やるしかねえ…』と雛の全身脱出を決める。
以下の道具で、殻を割り、湿気を与え、膜を外す。

殻割補助道具
ヒヨコ脱出を助ける七つ道具
あと3つはお湯にゆたんぽにキッチンペーパー
一番重要な道具は、湿った綿棒でした

血は止まって既に傷は固まったようだ。たっぷり濡らした綿棒で雛にくっついてる膜を湿らせつつ、殻を割外し、膜を少しずつ切ってはがす、慎重にやらないとまた血が出てしまう。時間がかかると濡れた雛の体が冷えるので、頭が出た段階で一度Sir Limeyに戻す。ヒヨコの羽根色は黒で乾いたらきっと綺麗な焦げ茶になるだろう。
息はしているが目を開けないし、あまり鳴かなくなったので弱ってしまったかと思いきや、身体をひねって下半身を脱出しようと頑張り始めた、ヒヨコは生きる気満々だ。

その後、十分温まった頃にまた取り出して下半身がはまっている殻を取り除く作業開始、今度は温めたジェルゆたんぽの上で行う。卵黄は完全に体内に取りこまれており、膜を全て外しても出血の心配はなさそう。殻と膜を少しずつ外していって、最後ヒヨコの足が見える位になった時、ヒヨコが自分で殻をー蹴りして出てきました。たったの一歩とはいえ、自分で出てきたね、偉いぞヒヨコ。
ゆたんぽで温めつつ、だいぶ濡れてしまったヒヨコの水分をキッチンペーパーで取り、Sir Limeyに戻す。

ヒメウズラのヒヨコ
脱出してSir Limeyで温まる四号
足まで黒いヒヨコです

もう人間が出来る事は何もありません、あとはヒヨコの体力と運頼みです。暫く見ていましたが、疲れているはずなのにはいずって結構動き回るヒヨコ、黒いので良く見えないが目は開いてないようだ、このまま開かない可能性もあるのかな…。
自然の法則の禁を破ってしまった結果、何が起きるだろうか。明日の朝まで生きているかな?
この時点で深夜2:00、丑三つ時にヒヨコの脱出完了。もうヘトヘトで寝る。

🐤 朝、なんか増えている

6:30ごろSir Limeyの方からピ―ピーと声が、①は朝まで生き延びたらしい、さっそく様子を見てみると…えっ?黒いヒヨコと、もう一匹黄色いヒヨコが並んで座っていた。死籠りと思ってた②が寝てる間に孵化したらしい、なんと第二分隊は全員集合となりました。すごいなぁ~
ちなみに③の第一分隊の片割れの中身は生卵のままでした、有精卵ではあっただろうけど発生出来なかったんでしょう、死籠りでなくて本当に良かったです。

ヒメウズラのヒヨコ
半日経った四号
目もちゃんと開いてほわほわです

ヒメウズラホワイトのヒヨコ
いつの間にか生まれてた五号
末っ子だけど体が大きいです

孵卵器の中
電源を落としたSir Limeyの中
兵どもが夢の跡、という感じ


右側に第一分隊の中身


所々にうっすらと四号の流した血のシミが
下手くそに殻むいてごめんな四号

孵卵器
Sir Limeyよ、ご苦労様でした

という訳で、Sir Limey目出たく任務完了しヒヨコ隊は全員育雛箱に移動しました。最後に生まれた四号、五号もまだヨタヨタしてはいますが、ちゃんと立って歩いています。みんな上手に水を飲み、餌もついばむようになりました、第二分隊は賢くて優秀です。
孵化計画2021、成功をもって完了です。✨

ヒメウズラのヒヨコ
四号と五号は相部屋です
くっついて温めあってます

孵化計画2021を見て頂き、孵化祝いのコメント等も下さり、誠にありがとうございました!感謝です✨
引き続き今後のヒヨコ隊レポートも見て頂けると嬉しいです。

現時点、ヒヨコ元気で人間ちょっとクタクタなので、よそのブログを見たいけど今日は早く寝ようと思います。

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