暑さから解放される最後の手段 - うずら話

もう言いたくないし言ってもムダなのが解っていてもつい口をついて出る
「くそ暑ちい～～～🥵」
買い物の帰り道など無意識につぶやいていたりして、やばい領域に入っているかも...😓

🌞百鬼園先生が言うことには

『芥川君が自殺した夏は大変な暑さで、それが何日も続き、息が出来ない様であつた。餘り暑いので死んでしまつたのだと考へ、又それでいいのだと思った。原因や理由はいろいろあつても、それはそれで矢つ張り非常な暑さであつたから、芥川は死んでしまつた。』

内田百閒の随筆『龜鳴くや』の中で、友人の芥川龍之介の自死についての一文、百閒先生の優しさが垣間見える表現だなと思います。
ここ最近の地獄暑のせいでこの一節を思い出したのか知りませんが、某SNS（青い鳥が居なくなったアレ）にて
「言うても当時の基準の暑さやろと思いつつ気象庁データベースで芥川が自死する前日の気温調べたら35.6度あったわ」
という投稿があり、参考画像を見るとほんとに35℃越えで「...まじでか...それなら無理もないかもしれん...」と思ってしまいました。
↓某SNSの一連の投稿まとめはここ
togetter.com
ていうか約100年前の毎日の気温の記録を見られるなんて、気象庁ホームページすごいな...。

←珍しい笑顔の百閒先生と→芥川さん

↓過去の百鬼園先生がらみの話はこちら
uzurabanashi.hatenablog.com

🌞 酷暑に耐えられなかった人々

クーラーのない時代、高温高湿度に耐えられなくなった人がいても不思議ではないが...

凄まじいですね、、、こうなる前に水風呂に浸かるなど何か対策出来なかったのでしょうか？『連日の酷暑』とあるので色々やってみた末の限界突破状態だったのかもしれません。

同じ『発作的狂人』でもこちらは『妙齢の美人』がそぞろ歩くだけなので助けようがありますね。

一件目の包丁自殺もそうですが、ただでさえ酷暑で苦しいのにさらに苦しみが増しそうな手段をなぜ選ぶのか？工業用硫酸を飲むなんて考えただけで...😱もしかして、耐えがたい苦しみ（酷暑）に対し、それを上回る苦痛をもって打ち消そうという感じなのか？
...いや、『発作』ですしね、とにかくこんなんもう生きてられるか！！という感じだったのでしょう...。

確かにカンカン照りの帰り道に『なんでこんなくそ暑い時に外を歩いてるんだ...何なんだこれは...意味が解らない』と一瞬ですが虚無に襲われました。暑かろうが寒かろうが、なんだかんだ外歩き大好きのうずら話にはありえない一瞬でした、この夏は何かヤバさを感じますぞ...『発作的狂人』にならないよう気を付けないと😅。