人それぞれ健康体重があるように鳥にもあるはずですね、飼い主としては大体の基準値というか適正範囲が分かると助かるのですが、色んなサイトを見てみても結構数値がばらばらで悩ましいばかりです。
🐤 どれが本当?
wi●ipediaのヒメウズラ情報では 28 – 40 gと出てきますが...これはちょっと少なすぎるような気がします、野生の♂ならこの位の可能性もあるのかな?
海外のいくつかのサイトでは、
- Around 50 grams (Roy's Farm)
- Average weight: 37g (Birdsbackyards)
- Approx. 40 gms (Birdcare.com)
がおおよその体重と書いてあります、かなり違いますね。小鳥の体重が10g違うと大きな差です。
国内でペットとして飼ってらっしゃる方々の意見も、個体の体質や飼育方針によってだいぶ違いがありますね。
- ♂55~65g、♀60~78g
- ♀55gと68g
- ♂47〜50g、♀60〜65g
ちなみに我が家の隊員は大体この範囲です
- ♂45~55g、♀51~70g
生後の体重推移の例は以下のような感じです。
日齢 | フサ♀ | 金四郎♂ |
---|---|---|
1日 | 5g |
4g |
1週間 | 12g |
9g |
18日 | 27g |
25g |
1ヶ月 | 46g |
41g |
2ヶ月 | 55~59g |
52~55g |
28gはまだヒヨコなので...成体は40g以上はないとおかしい気がします。
何となくですが、健康体重は♂47~55g、♀55~65g位が良いように思いますが、どうなんでしょう。
小柄なとくちゃんは平均51gしかないですが、普段はいたって元気です。
🐤 肥満も是々非々
最近の銀ちゃんは60gくらいです、ちょい太めですが不健康ではないレベル。『鳥は飛行しなければいけないので、本能的に無駄に体重を増やさない、よって鳥は肥満にならない』
という意見をどこかでみましたが、自然界ならともかく飼い鳥はそうははいかないようで、肥満による病気に悩むケースは結構多いようです。
🐤 脂肪肝症候群など - 横浜小鳥の病院
dr-inko.com
野鳥でもこんな食いしん坊が
www.cnn.co.jp
とはいえ、
肥満で悩んでいる
↓
病気になって餌を食べなくなり体重が激減
↓
太ってたおかげで体力が持って結果生還できた
というパターンもありますので、ダイエットも『標準体重+ちょっとエネルギーに余裕を持つ』くらいにしておいた方が良さそうです。
🐤 健康に大事なのは、重さより肉質
基本的に太めのフサさんですが、最近の体重が70gもあってちょっとビックリ、ダイエットが必要なのでは...と思いましたが、以前動物病院で言われたのは
『胸の肉がしっかりついていれば健康、ここを手で触ってみて薄くボリュームが無ければ体重に関係なく不健康』
(鳥の胸の肉は、身体のまん中にある竜骨突起という骨を挟んで両側にみっちりついていて、力強く羽ばたくための筋肉の塊です。)
という事で、単純に体重の増減だけで判断してはいけないそうです。肥満対策で餌の量を減らすより、出来ればバンバン運動して引き締まって欲しいですね。♂隊員は放鳥の度に運動会&プロレスごっこで運動量が多いですが、♀隊員が走り回るのはミルワーム争奪戦くらいで、基本大人しく運動量を増やすのはなかなか難しいです。
www.ks-pet-clinic.com
インコさん達のようにオモチャやアスレチックで遊べるといいんですけどね。
tori-kusai.com
『太め=栄養満点』かと思いきや軟卵を連続して生んだり、『低体重=栄養不足』と心配してもしっかりした卵を安定して生んだりするので、やはりそれぞれに適正な健康体重があるんでしょう。ミルワームは脂肪が多いので一日2匹までです、卵のためにはカルシウムをたくさん食べて欲しいですね。ボレー粉のほかに小松菜もいいみたいです。近くに鳥専門のお医者さんがあれば、連れていって骨格や年齢から適正体重を判断してもらうのが一番でしょう。
お腹に卵があると+6~8gは違いますので、卵を生んだ後の体重を基準に増減を記録すると良いですね。
家で出来ることをまとめると、定期的な
🐤 胸肉チェック
🐤 本人の健康体重±チェック
が有効ではないかなと。
毎日記録するのはなかなか難しいので、週一ペースでも記録しておくと鳥のバイオリズムを知るヒントになって良いと思います。
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