うずら話 - ヒメウズラの生活

と鳥に関する雑学、たまに旅のエピソードやレトロな話などのんびりと

* * * お す す め * * *

雑記 日本の飛び地 北山村

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『飛び地』というとカリーニングラードジブラルタルなど海外の国の領土のイメージでしたが、日本国内にもあるという事をわりと最近知って驚いたというお話です。

といっても日本国内に海外の領土があるという事ではなく、自治体の『飛び地』についてです。
地名は和歌山県 東牟婁郡北山村、下の図のように、奈良県三重県に県境を接している和歌山県の飛び地です。


和歌山県から完全に分離しています
image by 北山村観光サイト

日本国内には他に色んなタイプの飛び地がありますが(市町村の一区画や、川を挟んだ飛び地など)、北山村のように村全体が飛び地となっているのは国内唯一だそうです、いや~不思議ですねぇ~(ご当地や周辺にお住まいの方には普通の話ですがw、うずら話は和歌山県三重県にまだ上陸したことがありません)
なぜ陸の孤島のような状態になってしまったのか?その経緯は...

村の歴史
昔から良質の杉に恵まれ林業で栄え、伐採された木材の輸送は川を利用して筏によって木材集積地の新宮まで運ばれていました。
当時、北山村は人口の大半を筏師が占め、新宮木材業者と筏師は共存共栄、切っても切れない関係で成り立っていたのです。
明治4年廃藩置県が実施され、新宮が和歌山県編入された際、地理的に言えば北山は奈良県に属するところを「新宮が和歌山県に入ったのならぜひ私たちも」との村民の意見を聞き入れ、、和歌山県編入。そして、明治22年には七色、竹原、大沼、下尾井、小松の5つの村が合併。現在の北山村と改称、施行されました。 by 北山村観光サイト

なるほど~当時の主要産業の影響なんですねぇ、飛び地というと領土争いの結果というイメージがありましたが、こういう成り立ちもあるんですね。現在の北山村では『観光筏(いかだ)下り』もあって楽しそうです。
↓北山村観光サイト
www.vill.kitayama.wakayama.jp
↓日本のさまざまな飛び地
uub.jp

🍊北山村は『じゃばら』の原産地

『じゃばら』というと山折り谷折りの『蛇腹』しか思い浮かびませんでしたが、とある本で見たこの『じゃばら』のおかげで北山村を知りました。

ジャバラは、ミカン属の柑橘類の1種で、ユズや九年母(くねんぼ)などの自然交雑種である。原産地は和歌山県東牟婁郡北山村。強烈な酸味と苦味を生かして、北山村が村おこしに活用している。 by Wikipedia

TVで多数取り上げられてブームが起こったそうですが、うずら話はTVを見ませんので全然知りませんでした😅


酸っぱそうだけどおいしそうですねぇ~
Photo by 北山村観光サイト

大昔から北山村で栽培されていたものを品種登録して、農場で育成し収穫するまでに至ったそうです。その後じゃばらを村の特産品として推したものの効果が出ず、じゃばら事業は消滅の危機に...しかし

当時、島根県在住の女性が毎年20 kgも取り寄せ購入しており、2001年に村職員が理由を尋ねたところ「息子の花粉症に効く」という返答だった。村がインターネットを使いモニター調査したところ同様の感想が多く、その評判が広がって売り上げが増えた by Wikipedia

もはや日本の国民病と言っても過言ではない『花粉症』に効くとなったらそりゃあメガヒット必至ですね!眠気や口の渇きが出る薬を使わずに、美味しいじゃばらで症状が和らぐならこんな嬉しい事はないですね✨
『じゃばら』の名前は「邪(気)をはらう」ことから付けられたそうなので、病魔も退散させてくれるかもしれません🍊。
北山村サイトのじゃばらの歴史ページ
じゃばらの味と商品紹介 商品が買えるじゃばら村(2/1リニューアルオープン)もあります

いや~なんかじゃばら販売の回し者みたいになってきましたがw、色んなエピソードを知ると食べてみたくなります😊🍊北山村にも一度観光に訪れてみたいですね✨
↓じゃばらについて
ja.wikipedia.org

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