前回↓はベルリンのクリスマスマーケットでした、今回はポツダムに行きます。
uzurabanashi.hatenablog.com
まだまだ残暑厳しい日本ですが、極寒だったドイツの写真で涼んでいただければ幸いです。
🎅 ポツダムへ
今日は『ポツダム宣言』で有名なブランデンブルク州の州都ポツダム市へ行きます。ベルリンから電車で30分程度なので日帰り観光です。
前日から風邪をひいてしまい熱っぽかったものの、短い海外旅行なのに寝てる場合じゃないという事で風邪薬を飲んでドカ雪積もる中レッツゴー。ポツダム駅に到着し、まずはバスに乗ってサンスーシ宮殿へ。
🎅 サンスーシ宮殿とフリードリヒ二世
写真は宮殿の庭園にある何か、東屋的なやつでしょうか
バスを降りて宮殿の方向に向かいますが、はじめ入口が全然わからず雪の中ハアハアしながら門を探し汗だく、おかげで?いつの間にか体調が良くなってました😌
平屋の宮殿です
壁は鮮やかな黄色で屋根は青
宮殿から広大な庭園を望む
雪が積もっているので何がどれなのか良くわかりません
宮殿から半円状に伸びる屋外の廊下
地上からだと全体が写せませんね
この宮殿の主はフリードリヒ二世、プロイセンの王様『フリードリヒ大王』と呼ばれる名君です。
この王様について面白くて好きな逸話があります。ジャガイモは現在のドイツの食卓には欠かせない食材ですが、フリードリヒ二世の時代に新大陸から入ってきた新しい食物でした。王様は寒冷な気候ややせた土地でも育つ、栄養価の高いジャガイモの栽培と消費を一般に普及させようとしましたが、ジャガイモの毒性と見た目の悪さ(当時の民衆は馬糞に似てると思ったらしい😅)のせいで中々受け入れられません。考えた王様は、自らジャガイモを率先して食べたり、ジャガイモ畑を軍隊に警備させたり、ジャガイモをいかにも貴重なもののように倉庫にしまったりして、民衆が『ジャガイモってそんなに良いものなの?』と思うように扱いました。大事にしまい込まれるとがぜん興味がわくもので、ジャガイモ泥棒をするものも現れ、王様のジャガイモイメージアップ戦略は大成功し、ジャガイモはドイツの食料事情の改善に大きな役割を果たすようになりました。
🎅 外観と内装のギャップ
外観はわりと質素なサンスーシ宮殿ですが内部は全然違います、入ってみましょう。
政治軍事のみならず芸術にも明るいフリードリヒ二世の作った宮殿
内部は「フリードリヒ式ロココ」と言われる豪華で繊細な装飾がいっぱい
天井の豪華装飾、金ぴかです
植物文様の細かい装飾、絵画もたくさん飾られています
丸天井のデザインも格好いいです
当主、フリードリヒ二世
足元には愛犬のポツダム・グレイハウンドたち
肖像画も美しい
間接照明が重厚な雰囲気を出してます
蔦のモチーフの装飾
豪華絢爛ですが品がありますね
金ぴかじゃ~
金ぴかの天井じゃ~
金ぴ…もういいですね
いつも思いますが西洋のお城にあるベッドって妙に小さいですね
サーモンピンクな壁
植物の装飾が多いですね
ロマンチックというか乙女チックな雰囲気です
個人的にデザインや雰囲気は西洋の城より日本の城の方が断然好きですが、外国の歴史上の偉人や出来事がまさにこの場所で!と思うと自分が同じ場所に立っている事がとても不思議な感じがしますね。
西洋史に特に明るいわけではありませんが、フリードリヒ二世は非常に興味深い人物だと思います。
→ 次回はポツダム宣言発表の場所へGO!