うずら話 - ヒメウズラの生活

と鳥に関する雑学、たまに旅のエピソードやレトロな話などのんびりと

* * * お す す め * * *

雑記 いつのまにか、いなくなっていた人 『宮沢 章夫』

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日々の事に追われて、ルーティーンになっている事やそれに関するニュースなどは、SNSの普及などで自動的にチェックできていますが、一時期ハマっていたが徐々に興味がうすれて忘れかけていた事や人について、ふと思い出しひと手間かけてチェックしてみる事があります、今回はそういうお話です。

演劇界の大御所だったらしい

昔むかし、うずら話がまだまだフレッシュな社会人であったころ、通勤電車で文庫本を読んで(おもに帰宅時です、乗車率120%の朝(田園都市半蔵門線)は直立不動で身動き取れませんw)いたものですが、その表現のあまりの面白さに、他にたくさん乗客がいるにも関わらず、はじめて声を出して笑ってしまった文章の作者、それが宮沢章夫氏です。


「アッハッハッハ!」て笑ってしまいましたw

本のタイトルは『牛への道』で、公式?紹介文は『新聞、人名、言葉に関する考察から宇宙の真理に迫る。 岸田賞作家が日常の不思議な現象の謎を解く奇想天外・抱腹絶倒のエッセイ集。』となっています。
岸田國士戯曲賞を受賞、ということで演劇畑の人でして、初期の『ラジカル・ガジベリビンバ・システム』から、ご本人主宰の劇団『遊園地再生事業団』など、演劇はもちろんサブカル好きなら名前くらいは知ってるんじゃないかと思います。(うずら話は舞台演劇には殆ど興味がありません。)


演劇、ほとんど見に行ったことないです

宮沢さんはかなりの読書家で、それも多種多様な辞書などを含み(シナリオを書くという仕事柄、必要なんでしょうかね)、『牛への道』には読んだ本についてのエッセイもあるのですが、うずら話が電車で笑ってしまった箇所のひとつは、タイトル『発掘2 篠崎晃雄『実用 難読奇姓辞典』(日本加除出版)』の中のこの一節(この箇所にくるまでも、数々の難読奇姓に唸らされるのですが)

ならば「万年青平」はどうか。読めまい。「おもとのひら」だとは誰も読めるはずがない。さらに、「椴法華」はどうか。漢字がそもそも読めないではないか。これを、「とどほッけ」と読むのが泣かせる。この響きのよさは何だ。いいじゃないか。

まずこの全体的に満面のニヤニヤ顔で語っている感じにムズムズし、『とどほッけ』というすごい苗字が実在する事に加え、小さい『っ』がカタカナなところでダム決壊、だって『とど』と『ほッけ』ですよ!?w(全国の椴法華さんスミマセン🙏)
いや~不覚にも笑ってしまいましたね~
↓文庫本は、こちら

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その後もたて続けに面白いエッセイ本を出されたのでいくつか買って読みました、有名人のわりに日記ブログもまめに更新される方だったのでそちらも拝見していました。
↓宮沢さんのブログ
u-ench.com
この日記で、過去何度か挑戦し挫折した『資本論』をまた読み始めたけどやはり苦痛である、みたいな話を書かれていたのを覚えています。当時、大きな賞を受賞されたりして、飛ぶ鳥を落とす勢いだったんじゃないでしょうか(今の三谷さんや宮藤さんのように)、忙しさでブログの更新も減り、そして劇団のとある女性団員にやけに入れあげているな、という印象を持った辺りまでで、宮沢さんの記憶はぼやけています。
↓『資本論』とのバトル、こんなエッセイになってましたw
www.wave-publishers.co.jp
そして時はめちゃくちゃ流れ2019年4月、宮沢さんの事はほとんど忘れていましたが、ネットでこんなニュースが。
↓事件の詳細がすこしわかります
shinobutakano.com


岸田戯曲賞を揺るがす大事件?
drive.google.com
「えっ!宮沢 章夫って、あのとぼけたおもしろエッセイの宮沢さんだよな??」と、本で笑った記憶しかないうずら話には、暴力やパワハラとはイメージがにわかに結びつきませんでした。まぁ演劇界のパワハラセクハラは凄まじいという噂もあり、あの野田秀樹さんや(この人の本も好きでした)、渡辺えりさんの強権っぷりも時々もれ聞こえてきますので、宮沢さんも例外ではない、というか業界ど真ん中の人だったという事でしょうかね...。

厳しい指導も、今はいきすぎるとアウト

その時にネットに出た宮沢さんの写真が、昔のロン毛で肥満のイメージと全く違い、グレー短髪で標準体型のおじさんで、よけいに『牛への道』の宮沢さんと同一人物と思えませんでした。コンプライアンスリテラシーにうるさい昨今、昭和の上下関係の感覚でいると足元をすくわれますね。久々に思い出したきっかけがこの不名誉な事件で残念でしたが、ご本人の才能・実力は折り紙つきなので、ほとぼりがさめたらまた活躍されるだろうと思っていましたが...

2022年の9月、宮沢さんの訃報がネットに流れました。えっ!!宮沢章夫さんって、あの宮沢さん!??と、またまた信じられないニュースで、呆然としてしまいました。原因は、うっ血性心不全、65歳とまだまだお若かった。たしかに若い頃の不摂生による持病があられて、ダイエットや治療をされていたとはいえ、あまりにも早すぎましたね...周囲からも、さらなるご活躍を期待されていたと思います。


あっという間に、行ってしまった人
松尾スズキさんの、追悼文
k-pac.org
で、さらに時は流れ2025年4月『ブログのネタに読んだ本紹介するか~、確か過去にはじめて電車で声出して笑った本は...』と、『牛への道』を振り返ってみた所、『あれっ!?宮沢章夫さんって、亡くなってたっけ!!?』と、亡くなったことを忘れてまた驚く始末...こういう事、たまにありますよね?ありません?私だけでしょうか...😓

4月に書き始めたものの下書きフォルダに眠っていたこの記事、再開し『牛への道』の先の引用箇所の前後を読み返していたところ...

「六月一日宮」
だいたい、これを苗字だと考えることが困難だ。いったい何なんだこれは。これが苗字なのか。人をばかにしているのか。読みは何か。
「ほずみや」である。
「宮」はわかるにしても、「六月一日」を「ほず」と呼ぶのは何かいわれがあるのだろうか。

おやっ?「六月一日」が「ほず」だって?我が家の末っ子ほーさんは「八月一日」で「ほずみ」なのだが、もしかして「六月一日」が正しいの!?と思い調べたところ

  • 六月一日 : (読み)むつきいたち(読み [苗字として])うりわり、うりはり、くさか、さいぐさ、むりはり
    「うりわり」という名字は、瓜が割れる時期である旧暦6月1日に由来すると言われています。この名字は、実在が疑わしい「幽霊名字」であるという説もあります。
    六月一日宮 : (読み)ほづみや、ほずみや
  • 八月一日 : (読み)ほずみ、はっさく、やぶみ、ほづみ
    稲の穂を摘む時期である旧暦8月1日を由来とする名字です。
  • 四月一日(読み)わたぬき : 江戸時代以前に、着物の綿を抜く時期である旧暦4月1日を由来とする名字です。
  • 五月七日(読み)つゆり : 過去には存在したものの、現在は確認できない名字です。
八月一日が「ほずみ」は正しいようです、六月一日は苗字になったとたん「ほず」とも読むようですね、なんだかわけがわかりませんが、そういうもののようです。
ほーさんが八月一日に生まれたおかげで、『牛への道』の難読奇姓と偶然リンクし、知らなかったことを一つ知ることができました。宮沢さんとほーさんが、大昔うずら話が爆笑した『牛への道』を介し不思議な縁で繋がった気がします(こじつけ、無理やり感がすごいでしょうかw)。


ほーさん『むりやりだよね?』

また何年かして、『そういえば、宮沢さんいま何してるんだっけ?』と思う時が来そうで自分が怖いですが...😅
あまりにも早い、気づいたら行ってしまっていた宮沢さんの、何とものほほんとしたエッセイ集、機会があれば思わず声を出して笑ってしまうかどうかご一読、お試しいただければ幸いです。


そうとう遅ればせながら、宮沢さんのご冥福をお祈りいたします
牛をめざしてw、のんびりと行きたいですね
ja.wikipedia.org

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